皆さま、こんにちは。
私たちの生活に深く根付いてきた「紙」は、「記録」「伝達」「包装」など、さまざまな用途で活用され、その消費量が文化の発展を示すバロメーターともいわれてきました。しかしながら、近年のデジタル技術の進歩により、急速にペーパーレス化が進んでおります。
このような時代だからこそ、私たち丸一は、紙が持つ独自の価値を見直すことが重要ではないかと考えます。紙ならではの「風合い」「機能性」、手に取ったときに感じられる質感や温かみは、デジタルでは決して再現できない特性です。また、表面加工による高級感や特別感の演出、コレクションとして眺める楽しさ、大切な箇所に書き込む手書きの温もりなど、「紙だからこそ」実現できる魅力もたくさんあります。
デジタル媒体が即時性や効率性で優れる一方、紙媒体はページをめくる楽しさや偶然の発見、寄り道の面白さを提供してくれます。それは、私たちが「紙」に愛着を持つ大きな理由の一つではないでしょうか。
「紙」は単なる情報媒体としてだけでなく、文化や感性を伝える貴重な存在です。この伝統を守りながら次世代に向けた新しい紙文化を築いていくことが私たちの使命と考え、紙が持つこれらの特性を最大限に活かし、新たな価値を付加する創造と提案ができるよう取り組んでまいります。
今後とも、ご指導賜りご愛顧いただきますようよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 大谷 素久